『「選択制確定拠出年金」の導入であなたの会社の社会保険料はこれだけ減らせる!』という本を読みました。
本の内容や感想・口コミ等をご紹介いたします。

「選択制確定拠出年金」とは?

社会保険料は給与(月額標準報酬)を元に計算されます。
社会保険料は給与が高いとその分、高くなります。
もちろん、税金(所得税・住民税)も高くなります。

一方、社会保険料は会社と従業員とで折半して負担することになっています。
上記と同じく、従業員の給与が高いと、会社が負担する社会保険料も高くなります。

そこで、「選択制確定拠出年金」です。

私は「確定拠出年金」に関しては理解していますが、「選択制確定拠出年金」は知りませんでした。

私は「個人型確定拠出年金」に加入しておりますが、掛金は給料の中から払っています。

しかし、「選択制確定拠出年金」では、給料の内、最高51,000円55,000円まで、「確定拠出年金」の掛金に回す事ができます。
しかも、掛金は給料に含まれないので、その分、社会保険料、税金が安くなります。

会社側もその分の社会保険料が安くなります。

これが本書のタイトルの意味です。
もちろん、この制度にはメリットがある分、デメリットもあります。
「選択制確定拠出年金」のメリット・デメリットとは?

『「選択制確定拠出年金」の導入であなたの会社の社会保険料はこれだけ減らせる!』内容

≪目次≫
第1章 「選択制確定拠出年金」が求められる背景を知ろう~少子高齢化で変質している厚生年金
第2章 「選択制確定拠出年金」とはどのようなものか?~社会保険料や税金を削減しながら圧倒的に効率的に老後資金の積立ができる
第3章 導入を決めるにあたって知っておくべきこと①「選択制確定拠出年金」の加入者は誰か?
第4章 導入を決めるにあたって知っておくべきこと②掛金の金額の限度額や決定方法など
第5章 「選択制確定拠出年金」の導入~「選択制確定拠出年金」には単独型と総合型がある
第6章 「確定拠出年金」の給付の内容~60歳以上で老齢給付金としての受給が原則
第7章 「選択制確定拠出年金」の税制上の取扱い~掛金の拠出時・運用益・給付時のすべてで優遇される
第8章 運用商品の選択(掛金の運用配分設定)賢く掛金を運用して老後に備えましょう
第9章 よくある質問(Q&A)~「選択制確定拠出年金」の疑問にお答え足ます。
あなたの会社の社会保険料はこれだけ減らせる!―「選択制確定拠出年金」の導入で 社員の老後資金もしっかり確保

「選択制確定拠出年金」の導入についての疑問

「選択制確定拠出年金」の導入したいと考えています。
しかし、私の会社のように役員2名の会社も導入できるのかは不明です。

加入資格に「役員」も含まれるのですが、導入できる会社の内容の記載がありません。

さらに、もう1つ疑問があります。
それは役員報酬は年度の途中で変更できないという点です。

「選択制確定拠出年金」は給料の一部を「確定拠出年金」を回します。
これをやると、年度の途中で役員報酬が変わってしまいます。

そうなると、次年度の期首から3か月以内に「選択制確定拠出年金」を始めるしかありません。

SBI証券に先日、資料を請求しました。
導入できる会社の資格等が記載されているといいですが。

「個人型確定拠出年金」掛金はどうなるのか?

私は、小規模企業共済及び中小企業倒産防止共済にも加入して、掛金を払っていますが、「選択制確定拠出年金」の加入、掛金には全く、影響しないようです。

私の懸念は、「選択制確定拠出年金」を導入できたとして、現在、加入している「個人型確定拠出年金」はどうなるのかということです。

企業型確定拠出年金制度を会社の導入すると、「個人型確定拠出年金」に加入することはできません。

その場合、今まで納付した掛金はどうなるのでしょうか?
運用するだけになるか等が不明です。

これは、「個人型確定拠出年金」の運営元?である国民年金基金連合会に確認が必要かもしれません。

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