「健康保険・厚生年金 被保険者報酬月額算定基礎届を電子申請でできる」というので、初めて電子申請を行った。
7月6日に電子申請を行ったのだが、9月6日に日本年金機構(年金事務所)から「算定基礎届の提出について」という書類が届き、算定基礎届が未提出だという。
一体、どういうことだろうか?
算定基礎届を電子申請を行うやり方に間違いがあったのだろうか?
そこで、管轄の年金事務所に電話をして確認した。

年金事務所の対応

年金事務所では、「到達番号がないと状況が分からない」の一点ばり。
そして、到達番号は、e-Govのマイページで確認できるという。

e-GovのマイページにログインをするにはID(アカウント)とパスワードが必要だが、パスワードが分からない。
そこでパスワードの再設定を行なう必要がある。

パスワードの再設定

パスワードの再設定は、e-GovのログインID(アカウント)であるメールアドレスを入力すると、「アカウントパスワード変更用URLのお知らせ」というメールが届く。

パスワードの再設定には、メールに記載の「パスワード変更用確認キー」が必要だ。
パスワードを再設定し、ログインできたが、次に問題が待っていた。

アプリをインストール?

ログインは出来たが、今度はアプリをインストールして操作を促す画面が表示される。
アプリは既にスマホにインストールしてあった。
表示されているコードを入力するもエラーが出る。

e-Govアカウントの2要素認証・追加認証設定

順番は定かではないが、e-Govアカウントの2要素認証・追加認証設定を促す画面が表示された。
面倒なので、解除することにする。
その後、「[e-Gov]2要素認証・追加認証設定解除完了のお知らせ」が届く。
しかし、事態は変わらない。

GビズIDでログイン

控えの書類に「gBizIDプライム登録申請書」というのがあった。
e-Govアカウントでログインしても先に進めないので、GビズIDでログインすることにする。
しかし、アカウントID(メールアドレス)の控えはあるものの、パスワードが分からない。
そこで、パスワードの再設定を行うべく手続きを行うが、メールが届かない。

どうやら、アカウントID(メールアドレス)の記載が「gBizIDプライム登録申請書」にあるものの、申請はまだだったようで、登録完了は済んでいなかったようだ。

結局、e-Govアカウントのパスワード再設定を再度行い、ようやくマイページにログインできた。

「算定基礎届」未提出の状況確認

マイページに「到達番号」の記載があったので、管轄の年金事務所に電話で連絡を行った。

エラーの内容

マイページによると、7月5日に審査開始、7月5日に審査完了とあり、「手続き終了」欄はブランクだ。
「メッセージ」欄には「返戻のお知らせ」がある。

返戻のお知らせ

「返戻のお知らせ」をクリックすると、以下の文章があるが、返戻理由が分からに。
次の到達番号の申請・届出が返戻されました。提出先行政機関から返戻理由等に関するメッセージ又は公文書が発出されている場合がありますので、メッセージ又は公文書をご確認ください。

返戻理由は、「到達番号」をクリックし、さらに「公文書をダウンロード」しなきればならない。

公文書が開かない

公文書は圧縮ファイルなので、解凍する必要がある。
そこで解凍したが、ファイルの端子は.xmlとなっており、ファイルが開かない。
年金事務所に尋ねると、MicrosoftEgdeでしか開けないのだとか。
ところが、MicrosoftEgdeで開こうとするとブランク状態だ。

何とも、手間のかかるシステムである。
結局、返戻理由は何なのか?

返戻理由

年金事務所のスタッフによると、返戻理由は名前の姓と名の間にスペースを1文字分入れる必要があったが、入っていなかったこと。
「へ?」これが理由?

紙ベースの場合、名前は最初から印字されており、姓と名の間にスペースを1文字分空いている。

ところが、電子申請の場合、真っ白のブランクに全て入力しなくてはならない。
そして、入力のルールは「記載要領」に記載してある。

算定基礎届の電子申請をやり直し

算定基礎届の電子申請を再度行う。
前回の算定基礎届を保存していれば、修正だけで済むが、保存していなければ、一から入力する必要がある。
保存をしていなかったので一から入力。

算定基礎届の書式を検索

まず、入力する算定基礎届の書式を探す。
「e-GOV電子申請」の「手続き検索」の「手続名称から探す」に「算定基礎届」と入力し「検索」をクリック。
3件表示された。
私の場合、算定基礎届の対象は1人なので、「単記用」の右端の「申請書入力へ」をクリック。
算定基礎届 書式

入力を行ったら、「内容を確認」後、問題がなければ保存。
※一時中断の場合も保存。

提出

提出をクリックするも電子証明書を確認する表示が出て、先に進めない。

算定基礎届 証明書の選択

電子申請には電子証明書が必要だ。
そこで、前回は個人のマイナンバーカードで行ったことを思い出す。

法人の算定基礎届の電子申請だが、個人のマイナンバーカードの電子証明書でも可だ。
ところが、PINコードで躓いた。

PINコードとは?

マイナンバーカードのPINコードとは何だろうか?
調べてみたら、暗証番号のことだった。
暗証番号と言えば4ケタの数字。
そこで、控えてある4ケタの暗証番号を入力するもエラーが出る。
その内、ロックがかかってしまった。

ロックの解除方法

ロックを解除するには市役所の窓口で手続きを行う必要がある。
ロック解除と暗証番号の再設定だ。

電子証明書の暗証番号

何と、マイナンバーカード電子証明書の暗証番号は2つあった。

①署名用電子証明書(英数字6~16桁)
②個人番号カードの暗証番号(数字4ケタ)
※個人番号カードの暗証番号は利用者証明用電子証明書等3種類あるが、通常は同じ数字で設定することが多い。

そして算定基礎届の電子申請に必要なPINコードは、「署名用電子証明書(英数字6~16桁)」であった。
しかも、大文字だ。
小文字ではエラーがでるそうな。

自宅に帰宅後、算定基礎届を電子申請で提出を行う。
しかし、1件その前にやっておくことある。

算定基礎届の電子申請の問題点

算定基礎届の電子申請を今回初めて行ったが、いくつか問題点があった。

ストレートにログインできない

算定基礎届の電子申請には、「e-GOV電子申請」のログインをクリックしても、ログイン画面はすぐ現れない。

「e-GOV電子申請」アプリが別窓で開く。
これがまず、面倒。

e-Gov電子申請アプリ

メールの初期設定は非通知

次に最大の問題が、メールの初期設定は非通知になっていること。
「返戻のお知らせ」がメールで届いていれば、すぐ対処できたのだが、初期設定のままだと、算定基礎届の電子申請を行っても、何の通知もメールで届かない仕様だ。
年金事務所に訪ねると、他の官庁も使用するのでそういう仕様なのだとか。

しかし、e-Taxではちゃんとメールが届くし、通常はそうあるべきだろう。
何のためにメルアドを登録しているのか意味がない。

結果的に年金事務所は「算定基礎届未提出」のDMを送る手間と費用がかかり、さらに電話の問い合わせに対応しなければならない。

無駄だ。
メールで通知可にするには、マイページの右上のメールアドレスをクリック⇒利用者設定変更⇒メール通知設定で、「案件ステータス」を「受信する」に変更後、「内容を確認」⇒変更。
これで、メールが届くようになった。

公文書の確認が面倒

算定基礎届の電子申請の「返戻」内容や、手続終了の場合の「健康保険・厚生年金被保険者標準決定通知書」*は公文書をダウンロードをして文書を確認する必要がある。
*書類でもらうことも出来る。

ところが、文書が開けない。

「MicrosoftEgdeでしか開けない」と言われ、やってみたが開けなかった。

しかし、さらに調べてみると、InternetExploreだと開けるという情報があった。
試してみたところ、開けた。
何なんだろうか?

色々やっている内にExcelでも開けた。
しかし、今度は文中のリンクが開けない。
電子申請処理完了

とにかく、今回初めて算定基礎届を電子申請で提出したが、よくぞここまで複雑な仕組みにしてくれたなと感心するほどが。
まったく、ユーザーの事を考えていない。

リンクが全てファイルになっており、すんなりいかない。

一度、経験すれば何ともないが、それにしても、手続きがどこまで進んでいるのか、「返戻」の内容が何のかをいちいち公文書をダウンロードして解凍⇒特定のブラウザーで開かないと確認できないなんて、手間過ぎる。
改善してもらいたいものだ。

税理士ドットコム
利用者実績No.1の税理士紹介サービス!
無料でご要望に合った最適な税理士をご紹介!
詳細>>税理士ドットコム