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モンスト絶好調、パズドラを猛追

人気のスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク(モンスト)」が、ダウンロード(DL)数で国内トップの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を猛追している。
友達同士で遊ぶ仕掛けやいち早い海外展開も奏功し、売上は近く逆転しそうだ。

モンスターストライク

◇遊び方: モンスターを指で引っ張って離すとおはじきのように飛び出す。 近くにいる友達同士のスマホを通信でつなげ、最大4人まで同時に遊べる。 今春には、4人対4人の最大8人で対戦できる新作も投入予定。 ◇運営会社:ミクシィ ◇提供開始:2013年10月 ◇ダウンロード数(うち国内):2300万(1800万)

パズル&ドラゴンズ

◇遊び方: 玉を指で動かし、同じ色を3つ以上そろれて敵を攻撃。時間内なら好きなだけ玉を動かせる。 ◇運営会社:ガンホー・オンライン・エンターテイメント ◇提供開始:2012年2月 ◇ダウンロード数(うち国内):4300万(3300万)

モンストVSパズドラ

3周年を迎えるパズドラは国内3300万DLを誇るが、利用者数は昨夏から伸び悩み減収傾向にある。

一方、2013年10月に提供開始のモンストは「利用者数が今も順調に増えている」といい、勢いの差は歴然だ。
モンストの運営会社ミクシィが発表した2014年10~12月期の売上高は333億円に達し、モンスト提供前の四半期に比べ、18倍になった。
交流サイト運営が中心だったミクシィは、今や売上の9割をモンストで稼ぐ。

ミクシィの新社長は「国内でも引き続き(DLを)伸ばせる」と自信を見せ、2015年1~3月期の売上高が417億円に上るとの見通しを示した。
これはパズドラの運営会社ガンホー・オンライン・エンターテイメントの直近の業績をも上回る。

モンストは海外では、台湾、北米、韓国へ展開。
世界最大の市場になると見込まれる中国でも昨年(2014年)12月から提供を始めたことも、業績予想を押し上げる原因だ。

ただ、ライバルのパズドラも年内には中国に進出する予定で、利用者の奪い合いが予想される。

スマホゲームと会社の命運

スマホゲームでは、より長く遊べるアイテムなどに課金するのが一般的で、一つでもヒット作が出ると莫大な収益をもたらす。 いまやゲームの当たり外れが、会社の命運を左右する。

従来の携帯電話向けゲームで急成長したグリーやDeNAは、スマホゲームの大ヒット作が出せずに苦しんでいる。
(朝日新聞2015/2/7記事等参照)


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