ネット通販が好調だ。
店を構える費用がかからないため安く売れ、取り扱う品揃えも豊富になっているからだ。
主な大手ネット通販の取引額
主な大手ネット通販の取引額は次のとおり。●楽天
◇昨年の取引額(前年比):2兆58億円(13.7%増)
◇出店数:4万1千
◇特徴:出店料を取り、出店者の販売を支援
●YAHOO!JAPAN
◇昨年の取引額(前年比):1兆1811億円(11.1%増)
◇出店数:24万3千
◇特徴:出店と販売の手数料が無料
●amazon
◇昨年の取引額(前年比):9494億円(3.6%増)
◇出店数:非公開
◇特徴:自社での仕入れ販売に加え、出品も受け付け
※楽天やヤフーの取引額にはオークションなども含む。
アマゾンは取引がが非公開のため、売上高とした。
各ネット通販の取り組み
●楽天 好調なネット通販を支えるのは、スマホの普及に加え、取り扱う商品が増えたことだ。 「楽天市場」には1.7億点弱の品が並び、従来は店頭で買うことが多かった洋服や飲料品などの日用品が売れている。●YAHOO!JAPAN
ヤフーは2013年10月から出店・販売手数料を無料にしたことで出店数は12倍以上に増え、5年以内に取引額で楽天を抜く目標を掲げる。
●amazon
アマゾンは有料会員に一部商品を無料で「当日配達」し、店頭で商品が受け取れるコンビニを増やす。
家電量販店や他の小売業の動き
家電量販店や他の小売業の動きも、ネットとの融合をめざす。ヨドバシカメラは、ネット注文の商品を最速30分後に店で渡す対象商品を広げ、今は全320万点を扱う。
スーパーでも、イオン、イトーヨーカドーなどが、ネットで注文を受けて自宅に配達する「ネットスーパー」を展開する。
セブン&アイホールディングスのネット通販は、傘下のそごう・西武んどの商品も含め、昼間は留守がちの単身者らに、セブンーイレブンの店頭でも受け取る利点をPRする。
(朝日新聞2015/2/13記事等参照)