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「モノのインターネット(IoT)」とは?

あらゆるモノをインターネットにつないで価値を高める「モノのインターネット」(IoT)。
家電メーカーは、スマートフォンの次のヒット商品が生まれるかもしれないと注目している。開発の主役は世界中の新興企業だという。

「モノのインターネット」とは?

「モノのインターネット」とは、コンピューターやスマートフォンにとどまらず、家電や産業機器などあやゆるモノをインターネットでつなぐことを意味する「インターネット・オブ・シングス(IoT)」の訳語。

遠隔操作や自動制御のほか、モノから大量の情報を集めて効率的な使い方や新しいサービスの開発に役立てることなどが期待される。

CESに日本のメーカーも出展

米ラスべかすで開かれた世界最大の家電見本市「CES」に日本のメーカーも「モノのインターネット」出展している、

◇「XON(エックスオン)」
スノーボードの上達を助けてくれるというビンディング(金具)。
板にかかる荷重や板のしなり具合をセンサーで計り、結果をスマホなどに表示する仕組み。(日本の家電ベンチャー「セレボ」)

◇「分身ロボット」
高齢や病気で寝たきりの人のためのロボット。
ロボットの額に付いたカメラの映像は、スマホやタブレット端末に映し出され、ベッドの上でも見ることができる。

端末を操作することで、ロボットに身ぶり手ぶりを交えて話をさせられる。
家族や友人と一緒に、疑似的に旅行などを楽しんでもらおうと開発した。
(福祉機器の「オリィ研究所」)

スタートアップの出展

「CES」では、セレボやオリィ研究所のようなスタートアップの出展が昨年より大幅に増えた。 外国のメーカーも負けてはいない。

◇スローコントロール(仏)の哺乳瓶は、ミルクを飲んだ量やペースを記録。
◇ブルー・スパーク・テクノロジー(米)の貼る体温計は、体温の変化を常に記録する。
◇パロット(仏)は、植木鉢に挿すと水やりを自動でしてくれる「パロッとH20」を発表した。
土の温度や湿度、肥料の量などをセンサーで感知する。

IoT市場の今後

スマホやタブレットは言うに及ばず、テレビやカーナビもネットとつながって便利になった。

新製品の候補は無数にあるため、これまでネットを活躍の舞台にしてきた想像力豊かな人々の企業意欲に火をつける。

米国のIT専門の調査会社のIDCは、IoT市場が2013年の1兆3千億ドル(約150兆円)から、2020年には3兆400億ドルに拡大すると予測する。
(朝日新聞2015/1/20記事参照)


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