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出版不況を電子書籍で打開

長く続く出版不況を、出版社はどのように打開しようとしているのか?
朝日新聞の取材(大手出版社7社)によると、紙の本の市場がピークの3分の2の水準に落ちる中、電子書籍市場の急激な伸びにほぼ全社が期待を寄せていることが分かった。

電子書籍の将来性

アマゾン「キンドル」が発売された2012年度の電子書籍端末の出荷台数は計47万台で、当初予想の半分(MM総研調べ)にとどまり、苦戦が報じられたが、各社の期待は大きい。

講談社は「電子書籍市場が伸びていないというのは大いなる誤解。スマホで読む人が大半で、とくにマンガ市場が伸びている」と指摘する。
集英社の電子書籍も前期比200%を越える伸びという。

電子出版のインプレス社の推計によると、電子の出版物の昨年度の市場規模は1013億円。
昨年の紙の1兆7711億円(出版ニュース社調べ)の6%程度だが、KADOKAWAは「電子は紙の本の市場の25%くらになるのでは」と予想する。

なぜ本が売れないのか?

「今がメディアの交代期。1998年ごろまでは知識を書籍から得る人がほとんどだったが、インターネットにとって代わった」(KADOKAWA)など、多くの社がネットの影響を不況の主因に挙げる。

新古書店で本を買ったり、図書館で借りたりする人が増え、新刊が売れないと指摘する声もあった。

各社の懸念が特に強いのが、雑誌不況が書店の急激な減少を招いていることだ。

講談社は「昨年後半から、書店の店舗数の減少ピッチに拍車がかかっている」と指摘する。
(朝日新聞2014/10/19記事より)

コメント

なせ、本の売上げが落ちているのか? 昔のように100万部を突破するベストセラーが生まれないのか?

私も以前に比べると本を読まなくなった(買わなくなった)。
理由を考えてみる。

まず、本は読むが、新刊を買わなくなった。
それは、中古の方が安いからだ。
さらに、図書館で借りると只だ。
もちろん、中古で売られていなかったり、図書館にない本もある。

しかし、以前のようには即、買うということはない。
私はアマゾンを利用することが多いが、クチコミレビューが書かれているので、まずはチェックする。

なぜ、そうなるかというと、タイトルと内容があまりに違う本が結構、あるからだ。

これは出版業界の問題だと思う。
本が売りたいが為に過大なタイトルを付ける。
しかし、読むと大した内容でない。
失望→買わない。

ただ、口コミも当てにならないこともある。
それは人それぞれ立場等が違うからだ。
宣伝の書き込みの場合もある。
なので、クチコミレビューは注意深く読む必要がある。

次に本を買わない理由。
それはネットの普及が大きいと思う。
ネットで必要な情報を探すことが出来る。

最も、ネットの情報も注意が必要。
正確だとは限らない。
面倒だが、複数の情報を集める必要がある。


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