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「痛絵馬」とは?

「痛絵馬(いたえま)」とは、好きなアニメやキャラクターを派手にペイントした車を「痛車」と呼ぶのにならった呼称。
アニメのキャラクターを描いた絵馬のことである。
作中の舞台を訪ねる「聖地巡礼」のファンが手描きした「痛絵馬」が奉納される神社が全国にある。

2007年のヒットアニメ「らき☆すた」の舞台、埼玉県久喜市の鷲宮神社から広まったとみられる。

「痛絵馬」がかけられる全国の主な神社は次の通り。

「けいおん!」
今宮神社(京都市北区)
登場人物をカラフルに描いた絵馬が並ぶ。
「痛絵馬」は全体の2割ほど。10~20代の女性が多い。

「ちはやふる」
近江神社(滋賀県大津市)
高校かるた部の活躍を描く人気漫画「ちはやふる」のヒットで、「痛絵馬」にはアニメの続編を願うものや「マンガ家になれますように」などの願い事が書かれている。

「花咲くいろは」
湯涌稲荷神社(石川県湯涌市)
主人公の女子高生が住み込みで働いたモデルとされる湯涌温泉。
地元観光協会が「のぞみ札」と呼ばれる絵馬を売り出すと、キャラクターを描いて湯涌稲荷神社に奉納するファンが急増。

「ガールズ&パンツァー」
大洗磯前神社(茨城県大洗町)
少女のイラストを描いた絵馬で埋め尽くされている。

「戦国BASARA」
宮城県護国神社(仙台市青葉区)

「夏目友人帳」
田町菅原天満宮(熊本県人吉市)

半数以上が、「ここに来るめんなが幸せになりますように」「世界が平和でありますように」など、通常の絵馬では見かけない「新しい祈り」だった。

絵馬は現世利益の典型的なもの。
だが、見た人を感化させる力を持つ作品によって、他人やみんなのために、という個人の心願を超えた祈りが生まれているようだ。


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