スポンサーリンク

« あまちゃん人気の秘密 | メイン | あまちゃん視聴率を分析 »

半沢直樹の最終回ラストの理由

「半沢直樹」は最終回で45.5%(関西地区)の視聴率(ビデオリサーチ調べ)を記録した。
しかし、最終回の結末(ラスト)に賛否両論が巻き起こっている。
ラストの理由とは?

伊勢島ホテルの再建策を立てを、金融庁検査を乗り切り、東京中央銀行を危機から救った半沢直樹。

普通であればこれだけの功労者はいないのだから、昇進は当然と誰もが考えるところだが、意外や頭取から出向の辞令が出された。

しかも、バンカーとしてあるまじき行為を犯し、東京中央銀行を危機に陥れた大和田常務は常務から平取締役の降格に済んでいるにもかかわらず。

しかし、原作の著者が公言した通り、この結末は原作と同じ。
最も、原作とテレビドラマは全く同じではない。

ドラマは、池井戸潤さんの著者「オレたちバブル入行組 (文春文庫)」と「オレたち花のバブル組 (文春文庫)」が原作。

原作に近い形で脚本が書かれているが、ドラマの方が断然、面白かった。

さて、問題のラスト。

大和田常務が平取締役に格下げ、半沢直樹は出向。

この人事の理由は、東京中央銀行が東京第一銀行と産業中央銀行の2つの銀行が合併して出来たところにある。
2つの銀行の出身者が未だに派閥を作り、主導権を取ろうと絶えず画策してきた。
そんな中、中野渡頭取は、行内融和策を進めている。

大和田常務を筆頭に東京第一銀行出身者だけが処罰され、産業中央銀行出身者が処罰されないばかり、昇格人事となると、行内のバランスが悪い。

そこで、大和田常務に対する態度を「あれはやり過ぎだ」と頭取に言わせ、それを理由に産業中央銀行出身者の半沢直樹を出向させ、これで、行内のバランスを保とうとしたというころだろう。

そして、ドラマの最後に見せる半沢直樹の表情。

「意外」という表情から、闘志丸出しに表情に変わった。
「やられたらやり返す。100倍返しだ。」
そんな意思を表情から読み取れた。

半沢直樹役の堺雅人さん、うまいですね。

原作は、続き(「ロスジェネの逆襲」)があるので、その後の半沢直樹が語られる。

続編のドラマ化を期待したい。


スポンサーリンク

【関連記事】