タブレット端末におされるパソコン(PC)を売り込もうと、国内メーカーが知恵を絞っている。
国内PCメーカーが、「タブレット」を意識するのは、国内で個人向けに販売されたPCとタブレットの割合が、急速に縮まっているいるため。
単価の高いパソコンを今後お売り続ける思惑がある。
シェアを急速に伸ばしているタブレットは、もっぱら、海外メーカーが強い。
今年(2013年)1~6月に出荷されたタブレット(電子書籍向け含む)は、
1.米アップル:46%
2.米アマゾン「キンドル」:18%
3.ASUS(台湾):14%
と、3社で約8割を占め、国内勢は劣勢。
【各メーカーの新型ノートPC】
[NECパーソナルコンピューター]
10月15日発表(2013年)
A4サイズのノートPC
タブレット端末並みの重さで、「世界最軽量」が売り。
[ソニー]
秋冬商戦向けの新しいPCをタブレットとノートPCの「中間」と位置づける。
画面を反対側にくるりと倒すとタブレットのように使える。
[富士通]
新しいノートPCは、キーボードが取り外せ、タブレットとしても使える。
[パナソニック]
10月18日(2013年)発売のノートPCは、画面が360度回転し、タブレット風に使える。
重さは1.14キロの抑え、耐久性も高くした。
[シャープ]
2009年秋にPCの生産を終えたシャープは、タブレットで再起を図る。
来年(2014年)1月に出す10.1型液晶の「メビウスパッド」は、キーポードをつなげてPCのように扱えるため、「仕事にも使う利用者を想定している」(広報)という。
[朝日新聞2013年10月16日記事より)