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「希少糖」太らない甘味料

甘さは砂糖の約7割、なのに体脂肪を減らしてくれる、そんな画期的な効果のある「希少糖」が注目を集めている。

「希少糖」とは?

「希少糖」は自然界にわずかしない糖で、約50種類ある。 香川大学の何森特認教授が命名した。

ガムなどで使うキシリトールもそ一つ。

一方で、でんぷんから作るブドウ糖を、より甘い果糖に変成させる「異性化糖」(果糖ブドウ糖液糖など)は、日本が世界で初めて大量生産に成功した。

砂糖より安価で世界中に広がったが、近年、肥満との相関関係が指摘された。

他に化学合成できる「低カロリー甘味料」がある。

「希少糖」に注文殺到

昨年(2013年)8月、希少糖を使った家庭用シロップ「レアシュガースウィート」(500グラム入りボトル1,260円)を全国発売。

10月、テレビで「太らない甘味料」として紹介されると、発売元の「レアスウィート」(高松市)に1週間で6万本の予約が殺到し、生産が追いつかなくなった。

年末にようやく生産体制が整い、1月20日から通信販売を再開。
レアシュガースウィート

「希少糖」の研究

香川大で90年代後半から「希少糖」の効果の研究が始まり、2001年には「希少糖研究センター」と「国際希少糖学会」を設立。

2007年ごろには、血糖値上昇や脂肪蓄積を抑える作用があることが判明。
D-プシコース100%の甘味料を開発し、2010年には血糖値上昇を抑えるテーブルシュガーとして特定保健用食品(トクホ)の認定を申請した。

安価なブドウ糖果糖液糖に特殊な工夫を加えて加熱する方法でも、D-プシコースを含むシロップが製造できた。

普通の糖分を大量に含むが、抗肥満作用や血糖抑制作用も確認された。

「希少糖」製品

2011年から業務用として「希少糖」を香川県内限定販売したころ、食品会社がこぞって使い出した。

今では約50社が100点以上の食品を販売し、讃岐うどんのつゆに使う店もある。
2012年6月には全国販売を始めた。
「希少糖」食品

(朝日新聞2014/1/18記事より)


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