インフルエンザの季節を迎え、乳酸菌を含んだ飲料の市場が活気づいている。
予防などに「効き目」があると注目さている為。
ただし、商品の効能や効果をうたうことは薬事法で禁止されている。
各社は売り込みに工夫をこらしている。
健康志向の機能性商品は値崩れがしにくい、というのが業界の常識。
定期的に飲む人が多いのもメーカーには魅力。
各社は乳酸菌を含む商品を次々と売り出したり、刷新したりした。
ヨーグルトR-1
「ヨーグルトR-1」は明治が2009年12月に発売。 乳酸菌の整腸作用はよく知られているが、「R-1」は、ウイルスと闘う免疫細胞を活性化するとされる「1073R-1乳酸菌」を含む。 2012年ごろからテレビで、「効き目」が取り上げられて評判に。 2012年度は2010年度の約20倍も売れたと言う。 価格/容量：132円/112mlプラズマ乳酸菌
キリンリバレッジは2013年12月、「プラズマ乳酸菌」シリーズを大幅拡充。 「風邪や受験の季節を意識して発売時期を決めた」という。 ◇「キリン 守って力水」 価格/容量：150円/500ml守る働く乳酸菌
カルピスは2013年9月乳性飲料「守る働く乳酸菌」を売り出した。 価格/容量：150円/200ml両者は、効果や効能は直接PRしていないが、乳酸菌の研究結果を積極的に紹介している。
Newヤクルト
乳酸菌の老舗、ヤクルト本社は2013年9月、22年ぶりにリニューアルした「Newヤクルト」の価格を引き上げ、乳酸菌の量を33%増やした。乳酸菌シロタ株には、免疫を高める効果があるという。、
価格/容量：42円/65ml
競合他社の相次ぐ参入を、「この分野への関心が高まり、商品力が評価される良い機会になる」と歓迎している。
その他の乳酸菌飲料
◇「朝のYooフェカリス菌1000」 メーカー：伊藤園 売り：毎朝、おいしく手軽にお飲みいただける乳酸菌入り清涼飲料 価格/容量：147円/265ml◇「植物性乳酸菌ラブレ プレーン」
メーカー：カゴメ
売り：腸で生き抜く力が強い
価格/容量：110円/130ml
乳酸菌飲料
（朝日新聞2014/1/3記事より）
