自宅で気軽に、疲れた体を癒してくれるマッサージチェア。
世界で初めて、国内で商品化されて今年で60周年を迎えた。
景気回復の兆しを追い風に、各メーカーは高級機の売り込みに力を入れている。
各メーカーのマッサージチェアの新製品(2013年9月現在)は次のとおり。
[上新電機]
家電量販店の上新電機では8月から売れ行きが好調。
台数ベースで前年同月比8%増。(売り上げは同15%増)
平均単価が29万5千円と5%高くなったのが大きい。
[フジ医療器]
8月1日に新製品を発売。
座面ごとにリクライングするフラット感と、マッサージ時間を30分と倍にしたのが特徴。
想定価格は約47万円と、家電量販店向けではこれまでの最高に設定。
さらに、総本革使用の最高バージョンを105万円(税込)で9月2日から発売。
[ファミリーイナダ]
8月初旬、左右でもむ力を変えられ、ももなど下半身のマッサージにも空気ではなく専用の円盤状の機械による指圧機能を搭載した新製品を出した。
年6万台の販売を目指している。
[パナソニック]
9月1日発売した新製品は、背中や足裏を温めてマッサージする機能のほか、もみの強さを加減できるクッションをつけた。
想定価格はいずれも45万円前後。
調査会社GfKジャパンによると、2012年8月~2013年7月の主な家電量販店のマッサージチェア販売額は前期比1%増。
昨シーズンは10万~30万未満で売れ行きが好調だったが、今シーズンは30万円以上の販売比率(台数ページ)が約15ポイント上昇して23%を占めているという。
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