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コンビニでいれたてコーヒーがヒット

コンビニエンスストア店頭でのいれたてコーヒーがヒットし、すしやたこ焼きの外食チェーンも扱い始めるなど、今年はコーヒー商戦が熱かった。
人口が減って、日本全体の「胃袋」が縮むなか、消費が伸びる珍しい商品になった。

コンビニのコーヒー商戦

コーヒー商戦に火をつけたのはコンビニ。 最大手のセブン・イレブンが今年(2013年)1月から、約1万6千店で順次、本格展開を開始。

1杯で税込100円の手頃な値段が受け、販売数は3億杯を超えた。

これを追ってサークルKサンクスやミニストップも6月から全店で100円で売り出すなど、各社が販売を競う。

コンビニがコーヒーに力を入れるのは、原価が安く利益率が高いから。
さらに、これまで少なかった女性客に人気が高く、「コーヒーの購入客は一緒にパンやデザートを買うことが多い」と相乗効果も期待できる。

各コンビニのいれたてコーヒ

[セブン・イレブン] ①「セブンカフェ」 ②100円 ③約95杯 ※①:商品名 ②:価格はホットコーヒーの一番小さいサイズ(税込) ③:販売数は1日1店あたりの平均(以下同様)

[ファミリー・マート]
①「ファミマカフェ」 ②120円 ③約40~50杯

[サークルKサンクス]
①「淹(い)れたてコーヒー」 ②100円 ③約40杯

[ローソン]
①「マチカフェ」 ②180円 ③約70~80杯

[ミニストップ]
①「エムズスタイルコーヒー」 ②100円 ③約50~60杯

外食チェーンのいれたてコーヒー

コンビニでのヒットを見て、外食チェーンなども次々と参入。

[くら寿司]
回転ずし大手「くら寿司」は今月(2013年12月)、全327店で売り始めた。

[リンガーハット]
長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」は11月末、カフェ併設型の店を長崎県内に初めて開いた。

[ホットランド」
たこ焼き店を運営するホットランドも「銀だこカフェ」を7月に始めた

[ネスレ日本]
昨秋(2012年)、スーパーやドラッグストアなどの店内に喫茶コーナーを設ける「カフェ・イン・ショップ」を始めた。
引き合いが相次ぎ、目標の500店を超えて1千店に達した。

コーヒーチェーンの反応

「客足や売り上げにほとんど影響がない」(ドトール)という声が多い。 「スターバックス」も今年の既存店売上高は10月を除いて前年を上回り、好調。 (朝日新聞2013/12/29記事より)

コンビニとコーヒーチェーンとではコーヒーに求めるニーズが違う。
よって共存が可能なようだ。

それでは缶コーヒーはどうなのか?
コンビニのいれたてコーヒーが新しい客層を開発したのでないかぎり、既存の缶コーヒーの売れ行きに影響が出ているのではないだろうか。


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