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清酒が値上げ

大手清酒メーカーが10月(2013年)、一斉に値上げする。
理由は2点。

理由1
米の原産国表示が義務化された。

理由2
農家は加工用米をつくりたがらない。

「理由1」より
「日本」酒をうたう以上、清酒メーカーは各社は国産米を使わざるを得ない。

ところが、「理由2」より、国産の加工米が高くなった。
日本酒酒造組合中央会によると、加工用枚(玄米)の価格は2011年産が60キロで8,750円だったが、13年産は12,000円に急上昇した。(何と、37%の値上げ)

最も、もう少し高級な日本酒に使われる酒造好適米の代表格「山田錦」は、それほど上がっていない。

結果、日本酒が値上げする。

何故、「農家は加工用米をつくりたがらない。」のか?
それは、国の農家への交付金にある。

国の農家への交付金は、加工用米が飼料米や米粉用の4分の1(作付面積10アールあたり2万円)としているため。

菊正宗では、900ミリリットルの参考価格は約4%の値上げ。
大関や白鶴酒造、黄桜なども、同程度の値上げを決めた。

中堅・中小はすでに値上げに踏み切っている。
栄川酒造は7月、一部商品を6%ほど上げた。
「ねのひ」の盛田も値上げを検討中だ。

一方、同じ米が主原料のせんべいやあられの値上げはみられない。
国産に拘る事情は、日本酒ほどではないというのが理由のようだ。


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